ドイツの女性画家ベルタ・フンメル(1909-1946)のアンティークポストカードです。 敬虔なカトリック教徒だった彼女は、ミュンヘンの美術学校を卒業後すぐ、若くしてドイツの南西部にあるバート・ザウルガウで修道女となりました。修道名は、マリーア・イノツェンツィア・フンメル。彼女の描いた、力強く、表情豊かな子どもたちの絵はとても素晴らしいもので、当時、修道会の収益のために、ポストカードとして販売されました。そして、その絵は磁器メーカーのゲーベル社オーナー、フランツ・ゲーベルの目にとまり、今も世界中で愛されている「フンメル人形」のもととなったそうです。 こちらのアンティークポストカードは、おおよそ60年〜70年ほど前の、実際に使用されたポストカードです。 裏面には当時のメッセージが書き込まれているものがほとんどで、表面や四隅には擦れ、中には折れなども見られますが、アンティークとしては状態の良いものだと思います。
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